引越し業者の選び方

















◇引越し業者を選ぶポイントは、荷物量・距離・立地条件・予算を判断の基準にします。

引越し業者と一言で言っても、今は色々な形態やサービスが出てきています。テレビなどで大規模な広告を出している大手引越し会社や、小規模でなんでも屋的な営業をしている業者など様々です。
その中からどの業者を選ぶのかは、荷物の量、引越しの距離、旧居と新居の立地条件、そして予算を判断基準にしましょう。

荷物の量も移動距離も少ないようなケースは、値段の安い業者でもよいかと思います。しかし、荷物が多くて中長距離の引越しの場合では、多少費用がかかっても大手の引越し業者を選んだ方が、色々な意味で安心でしょう。特に小さい子どもがいる場合などは、ある程度業者に任せる事ができる方がよいと思います。

また安さを重視する場合には、ある程度の荷物の傷などは目をつぶる覚悟があれば中長距離でも安い業者を利用してもよいかもしれません。ただし、あまりに安すぎる時には、違法業者の可能性もありますので注意が必要です。

引越しに適した時期は?

1年のうちで引越しが多い時期は、3・4・8・10月です。特に3月4月は就職、就学、転勤の時期なので、年間の引越しの3割がこの時期に行われる程です。その中でも金・土・日曜日に集中するので、この時期のこの曜日は引越しの料金は割高になる事が多いようです。

引越し業者の上手な選び方

◇国土交通省の認可を受けていて、なおかつ明確な料金システムがあり親身になって相談に乗ってくれる業者を選ぶと良いでしょう。

1987年、運輸省が「標準引越運送約款」と「標準引越運賃を定めました。それまでは業者によって見積もりを取るのも有料だったり、狭い道路や高層住宅では追加料金を取るなど引越し料金はバラバラでしたが、そのような事はなくなりました。

全国を北海道・東北・新潟・関東・中部・近畿・中国・四国・九州・沖縄のブロックに分けて、各ブロック内で料金を統一しました。また、引越しの距離が100km以内の場合は時間制運賃を、100km以上の場合では距離制運賃を適用することと決まっています。運賃は各地域の運輸局で確認できます。

良い業者の見分け方とは?

国土交通省の認可は受けているでしょうか?

まず大前提として、国土交通省の認可を受け正式な免許を持っている運送業者である事は必須条件です。正式な免許を持っている業者は「緑ナンバー」のトラックで営業を行っています。
その上で全日本トラック協会に加入しており、更に国土交通省が定めている「標準引越運送約款」を採用している業者を選ぶ事をお勧めします。

評判はどうですか?

いくら大手の引越し会社であっても、電話の対応や見積もり時の態度が悪かったり、評判が良くないようでは依頼できません。引越しを経験した人に各業者の評判を聞いて参考にしましょう。

料金の算出方法は明確になっていますか?

料金を算定する時の明細基準がはっきりしているかどうかをチェックしましょう。
基準項目は(1)運賃(2)実費(3)付帯サービス費の3つになります。
手付金や内金を請求して来たり、正式な見積書を出さないような業者はやめましょう。

打ち合わせをしっかりしてくれますか?

利用者と細かい打ち合わせをする業者は、極力トラブルを避けようとしていると言う事なので、安全で確実な引越しを心掛けている業者と言えるでしょう。

親身になって適切なアドバイスをしてくれるでしょうか?

利用者の希望に沿った、的確なアドバイスをしてくれるかどうかもポイントになります。余計なサービスや梱包資材を勧めてきたり、高いプランを利用させようとしたりする業者はやめた方が良いでしょう。